名醸畑ラ・ターシュ、マルコンソール、クロ・デ・レアに囲まれた秀逸な畑、レ・ショーム。
多くの優秀な造り手が所有しているクリマですが、その中でもカミュゼのショームはずば抜けて素晴らしい。
MEO CAMUZET / メオ・カミュゼジャン・ニコラ・メオ 真のヴィニュロン(ブドウ栽培家)の道をあゆみ始めることになったジャン・ニコラ・メオジャン・ニコラの大伯父であるエティエンヌ・カミュゼはコート・ドール県選出の代議士を務めた名士であり、彼はドメーヌを引き継いだ父ジャン・メオもまた石油科学分野の仕事に従事するビジネスマンだった。
2人ともワイン造りに携わる余裕はなく、所有していた珠玉のブドウ畑(リシュブール、クロ・ヴージョ、コルトン・・・・)を、ブルゴーニュの神様とまであがめられる銘醸家アンリ・ジャイエをはじめ、数人の栽培家に任せるていた。
ジャン・ニコラはドメーヌの運営を決意するまで、パリで青春時代を過ごし、大学では醸造学ではなく、経営学を学んだという。
「ワイン造りがつまらなかった時の保険だったかもしれないね」と、ジャン・ニコラ。
「パリでの生活はエキサイティングで楽しいけれどたいへんな面もある。
今こうして田舎暮らしをするのもそう悪くはない」89年にドメーヌを預かった時、彼は25歳。
88年にアンリ・ジャイエと結んでいたメタイヤージュの契約が切れ、それからほどなくしてブドウ畑のほとんどが戻ってきた。
経験の浅いジャン・ニコラはアンリ・ジャイエをコンサルタントに置き、片腕となるクリスチャン・フォーロワとともに15ヘクタールのドメーヌを切り盛りしてきた。
それから10年以上経つが、ドメーヌ・メオ・カミュゼの評価は高まる一方だ。
「僕が来るまでほとんどのことが運任せだった。
それをいかにコントロールするかが鍵だったんだ。
ブドウ畑では春の芽かきや夏季剪だとしよう。
その時にこの畑の匂いや光、温度というもの感じ取ることが出来たとしたら、その時にこそ僕の成功だ。
」
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